【東亜電設株式会社/電気設備工事業 https://www.toadensetsu.jp/】
東亜電設株式会社様は、栃木県鹿沼市茂呂を拠点とする電気設備工事の企業です。大型施設から一般住宅まで、多岐にわたる建物の電気設備工事を手掛ける他、省エネや再生可能エネルギーの導入、電気自動車の普及を見据えたV2H(Vehicle to Home)
システムの構築にも積極的に取り組み、持続可能な社会の実現に貢献しています。
▶︎現在の状況と解決すべき課題
Google Workspace導入済み:クラウドベースのグループウェアであるGoogle Workspace(以下GWS)の既に導入済みで、業務の7〜8割はGWSベースで行っている。
業務の効率化: 現在会社の環境整備を進めており、それに並行して働き方についても効率化の観点から限られた人員で円滑に業務を進められる方策を模索していた。
外注先管理に課題: 現場代理人からの報告だけでは、現場の状況を詳細に把握することが困難。どの時間帯に誰がどこで作業しているかの管理に課題があった
テレワークへの対応:在宅勤務形態で県外に社員を置くニーズがあり、同曜に業務内容の管理方法について課題がある。誰が何をやっているかを把握し、業務の進捗状況を可視化する必要性を認識している。
▶︎支援ソリューション
有資格者(Professional Google Workspace Administrator)と
専用カリキュラムによる課題解決のための全3回の講習会を実施。
生成AIの活用とワークマネジメントツールAsanaの講習/講師:Google有資格インサイドセールス/Googleのビジネス向け生成AI「Gemini」とタスク管理ツール「Asana」について、概要をわかりやすく解説しました。
AppSheet基本講習/講師:Google有資格システムエンジニア/AppSheetの基本的な概念、機能、およびアプリ開発の手順を解説。DX推進の必要性、IT人材の不足、課題の多様化に言及しつつ、AppSheetがこれらの課題を解決するノーコード開発プラットフォームであることを紹介しました。
AppSheet応用講習/講師:同上/業務アプリ(打刻管理アプリ)を例に、業務アプリの内製化につながる具体的なAppSheetの構築プロセスと、より高度なAppSheetの機能(バーチャルカラム、スライスデータ、セキュリティフィルター、アクションなど)の活用方法、およびUI/UXや公開に関する考慮事項について解説しました。
▶︎支援の効果と展望
AppSheetでのアプリ作成の基本を理解:アプリ開発の事前知識のない中でも講習により理解が進み、具体的な業務への活用イメージを持つことができた。それによりこれまで管理が難しかった外注先の現場管理や出退勤管理などの具体的な活用を検討中である。
生成AIについて:今回得た知見を活かして、従来からの社内課題であるボリュームの多い様々な文書作成や資料作成の負担軽減に向け、AIの活用による業務効率化に繋げていきたい。
Asanaについて:業務の見える化という課題に対して非常に効果的であると判断し、導入を決断した。今後のフォローアップを期待する。
今後の展望:今回の支援事業により、業務の効率化につながる新たな知見を得られた。人員を絞った中でも業務の効率化を図っていくという経営課題があり、今後も業務効率化につながるもの便利なものはすべて、積極的に提案や支援事業で取り上げて欲しい。