2024年実績7:有限会社 半田製作所様

【有限会社半田製作所／金属製品製造業　https://www.handa-ss.jp/】

有限会社半田製作所は、アルミ・真鍮・ステンレスなどの切削加工を得意とする栃木県鹿沼市下日向の精密機械加工会社です。切削系に重点を置いた設備とコンパクトなチームならではの柔軟性、そして豊富な経験の中で積み上げた加工ノウハウを活かすことで、顧客の設計意思を小ロットから高精度に具現化しています。

1. 紙ベースの業務が中心：業種特性上、注文書や図面はFAX、検査成績書も紙で印刷・添付、さらにそれらはすべてファイルで保存という旧来の方法から、Google Workspaceを導入し、書類のクラウドへの移行への取り組みを行っていたが、停滞気味だった。

2. 多品種少量生産の生産管理に課題： 受注商品が多岐に渡り、生産管理にスプレッドシートを使っての工程管理に取り組んでいるが、全体を把握しづらく課題であった。

3. 権限移譲の必要性： 従業員が何かを行う際に、社長や専務といった上層部に逐一確認を取るという体質があり、結果として社員の自主性が発揮できていないため、権限の移譲と意識改革への必要があった。

4. 業務の可視化：これらの課題の解決策として、仕事の可視化が可能なワークマネージメントツール「Asana」の導入に大いに関心があった。

1. 新たな知識と意識の獲得：日々の業務に追われ、最新のIT情報に触れる機会が少なかった中で、今回の講習を通じて、AI技術の進歩や業務効率化の可能性を改めて認識でき、積極的な情報収集へのモチベーションを得られた。

2. 従業員の意識改革への期待：経営者層だけでなく、従業員全員で講習を受けたことで、業務のやり方を変える必要性を全員が共有できた。これを端緒として「言われたことだけやっていればいい」という考え方からの脱却を促していきたい。

3. 具体的な業務改善の着手：従来役員対応であった業務の従業員への移行を開始し、属人化の解消と社員が自ら考え行動する業務改革を開始している。

4. 今後の展望：今回の支援事業には大いに満足している。今後もこういった機会を提供して欲しい。また同業他社への情報共有も行っていきたい。