【有限会社小林製作所/金属製品製造業 https://www.ksx.jp/】
有限会社小林製作所様は、栃木県鹿沼市富岡を拠点とし、プレス金型・治工具の設計製作、プレス加工、金属部品の直接製作を三本柱に事業を展開する企業です。半導体製造装置部品から航空宇宙関係まで、長年の技術と幅広いネットワークを活かし、多様なニーズに対応可能な金属加工のエキスパートです。
▶︎現在の状況と解決すべき課題
使いこなしに課題: Google Workspaceは3年ほど前に導入されていたものの、十分に活用できていなかった。
旧来のコミュニケーションが主流: 顧客との連絡や現場とのやり取りには電話が中心であり、社内も対面中心、図面を持って走り回るという非効率さがあった。
リモートへの対応: 現場など遠隔地とのリアルタイムの情報共有や連携に課題があり、時代にあったツールの活用が課題であった。
業務アプリの内製化と活用:日常業務で利用できるようなアプリをノーコードで開発し、様々な管理業務を効率化したいという具体的な要望があり、AppSheetの活用に関心を持っていた。
業務効率化: 小人数でも効率的に業務を運営できる環境を整備が不可避であり、停滞していたDXを加速したい思いがあった。
▶︎支援ソリューション
有資格者(Professional Google Workspace Administrator)と
専用カリキュラムによる課題解決のための全4回の講習会を実施。
これからのコミュニケーション/講師:Google有資格システムエンジニア/デジタルコミュニケーション方法の習得のため、チャット、スペース、GoogleMeet、共有ドライブの活用について解説しました。
AppSheet基本講習/講師:同上/AppSheetの基本的な概念、機能、およびアプリ開発の手順を解説。DX推進の必要性、IT人材の不足、課題の多様化に言及しつつ、AppSheetがこれらの課題を解決するノーコード開発プラットフォームであることを紹介しました。
AppSheet応用講習/講師:同上/業務アプリ(場所在庫管理アプリ)を例に、業務アプリの内製化につながる具体的なAppSheetの構築プロセスと、より高度なAppSheetの機能(バーチャルカラム、スライスデータ、セキュリティフィルター、アクションなど)の活用方法、およびUI/UXや公開に関する考慮事項を解説しました。
生成AI:Gemini & NotebookLM/講師:同上/これからの業務改善に欠かせない生成AIの活用について、Google WorkspaceのコアサービスであるGeminiとNotebookLMについて、それぞれの特色と具体的な活用事例を交えて解説しました。
▶︎支援の効果と展望
コミュニケーションの活性化と効率化: 今回の支援により、チャットやMeetなどのツールの使用が促進され、社内コミュニケーションが活性化することで、図面を持って走り回るなどの非効率な業務が削減されつつある。リモート環境下での連携も期待される。
ノーコード開発への再着手と業務効率化の可能性:AppSheetの導入支援により、これまで活用されていなかったノーコードツールへの関心が再燃し、管理業務などの効率化に繋がる展望を得た。具体的な活用を今後の課題としたい。
停滞していたDXの推進:本支援事業を通じて、社内のDX推進が停滞していた状況を打破することができ、活性化への道筋を付けられた。
今後の展望:講習により社内のAppSheetや生成AIへの関心が高まった。この機運を活かし、さらなる業務の効率化を図っていきたい。